テーマ:初めまして

あなたと会えなくなって、早7年。 最初の頃感じたなんとも言えない物悲しさはなくなり、 微笑ましさと懐かしさで思い出せるようになりました。  

 

 

 

いつもいつも母と一緒で、少しでも母の姿が見えないと 「お母さんは?」と、まるで母に甘える息子のようでした。  

 

 

 

我がままなところがあり、自由なところがあり 短気なところがあり、面白いところがあり、 優しいところがありましたね。  

 

 

 

私が幼い頃から、車でいろいろな所に連れて行ってくれたので、 私も車の運転が大好きになりました。  

 

 

 

普段は、照れ屋で優しい言葉や態度など見せなかったあなたでも、 私が危うく大事故にまきこまれそうになって事なきを得た時、 妹が生まれた時、 飼っていた愛犬が死んでしまった時、 私の子供達が生まれた時、 そして、自分の命が僅かだと悟った後で私が里帰りした時、 そっと涙を拭っていたことを知っていますよ。  

 

 

 

あれは私が学生の頃、駅からの夜道でバイクの男に付けられて、 思わず知らない人の家に逃げ込んだ時、 必死の形相で迎えに来てくれましたね。  

 

 

 

あなたの愛を確かにたくさん受けて今まで生きて来たことを 今更ながら感じています。 あなたにそっくりに自分の子供達に小言を言っては、 その時のあなたのように言い返されています。 親の心子知らず、 親の小言と茄子の花は千に一つも徒はない、 よく聞かされましたが、その時は聞き流していました。 今ようやく心に響きます。  

 

 

 

あなたが生きていた頃は、自由がなくて嫌だ 私が居ないと何も出来ない人だからと まるで厄介者のように言っていた母が、 あんなに素敵な人はいない、 格好良くていい男だった、 大好きだったと、あなたのことをよく話します。 思わず笑ってしまうのですが、温かくて幸せな気持ちになります。  

 

 

 

あなたの最後の日に、「ありがとう」と言われたこと、 とても嬉しかったそうですよ。 昔気質のあなたでしたから、 ありがとう、と面と向かって言ったことなどなかったのに、 最後の最後で株を上げましたね。 最近、様々な場所で年期の入ったご夫婦が 仲良く買い物をしたり、食事をしたりする光景が目に入ります。 その度、「番い(つがい)」という言葉が心に浮かびます。 年齢を重ねれば重ねる程、ひとりでは寂しい。

 

 

 

友達でも、仲間でも、兄弟姉妹でも、親子でも 埋める事の出来ない隙間を埋められるのは、 夫であり、妻なのですね。  

 

 

 

あなたは、本当に素晴らしいエンディングを見せてくれました。 夫婦って素晴らしいというエンディングです。 私はあなたと母のような素敵な夫婦を作る仕事をしています。 まだまだ力不足な私ですが、ライフワークとして選んだこの仕事で きっとたくさんの素敵なご夫婦を作って行きますから、見守っていてください。  

 

 

 

父へ   初めまして。 スターマリアージュ、カウンセラーの松岡です。読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

これから、様々なことを綴って参りますので、どうぞ、宜しくお願い致します    

 

 

 

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